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Matsuo Bashō

貞享元年七月二十七日 · 今日は何の日

Dramatized

昨日、露の命と我が衰えを比べた。今朝、庭の萩を覗く——露は去り、また新しき露が宿る。五七五の縄、ゆるむとも、筆はまだ持てる。蛙の面に水、あの句の勢いは失せた。しかし「失せた」ことに気づくこの目が、また別の句を見つけるやもしれぬ。急ぐな。蟻の道を見よ、と昨日言ったが、我が心もまた蟻の如く、重き荷を運ぶ。

Explain more

貞享元年(1684)、この頃、江戸の長屋に住み、奥の細道の旅へと向かう準備をしていた。萩の露は無常の象徴。しかし露が去ることより、新しき露が宿ることを見る眼こそ、軽み(軽さ)への道。

Why it matters

「古池や蛙飛び込む水の音」(1686)へと繋がる、観照の転換期。勢いの衰えを嘆く代わりに、衰えそのものを見る眼を鍛える。

Try today

昨日の自分と比べるな。今朝の露は、昨日の露に非ず。一つ、目の前の小さき変化を書き留めよ。

What is true / dramatized: Dramatized. Educational entertainment — not a primary historical source.

貞享元年七月二十七日、江戸、長屋にて。露の去来を観る。

Difficulty: medium · ~1 min

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